Blue Leaf ONNASON OKINAWA

Blue Leaf ONNASON OKINAWA

お知らせ

スキル・ワークショップ(WS)24:WS20|水面でウエイトシステム脱着

WS24(ダイブスキル・ワークショップ(24スキル))は、一般ダイバー/ブランクダイバーが手順を体系的に復習できるように作った「1スキル=1記事」の手順書シリーズです。

この記事では、水面(足の着かない深さ)でウエイト(ベルト/インテグレーテッド等)を外して→保持して→付け直す「水面でウエイトシステム脱着」を、読めば再現できる粒度でまとめます。

水面で浮力を確保しながらウエイトシステムを外して再装着し固定している様子
WS20:水面でウエイト脱着(安定して確実に扱う)

この記事でできるようになること

ボート前後や水面待機中など、ウエイト位置の調整や一時的な脱着が必要になっても、落ち着いて浮力を確保しながら「外す→流されない→付け直す→固定確認」まで安全に実行できるようになります。
※緊急時の投棄(ドロップ)はWS24で扱います。WS20は“落とさずに管理して脱着する”スキルです。

手順(読めば再現できる手順書)

0)最初に固定するルール(ここが崩れると一気に危険)

  • 最優先は浮力確保:作業前にBCDを十分に給気して、確実に浮く。
  • 手放さない:外したウエイトは常に保持(流されない/沈まない/離さない)。
  • 作業は“ゆっくり”:急ぐほど、落下・絡み・再装着ミスが増える。
  • バディ距離:掴める距離で実施。必要なら保持や再装着を補助してもらう。
  • 投棄と混同しない:練習では絶対に落とさない(投棄は別スキル)。

① セットアップ(水面で外す前の準備)

  1. BCDを十分に給気:胸がしっかり浮く状態を作る(空気が足りないまま外さない)。
  2. 姿勢を安定:仰向け or 立ち泳ぎで落ち着く。波があるなら無理に急がない。
  3. 周囲確認:船体・ロープ・他ダイバー・障害物がない場所へ移動してから実施。
  4. 外した後の保持位置を決める:基本は「胸の前」または「身体の横」で、両手で保持できる位置。

② 外す(ウエイトベルトの場合)

  1. ベルトの端(バックル側)を確実に保持:外す前に“握る場所”を固定する。
  2. バックルを開放:勢いよく外さず、ゆっくり。
  3. 身体から外す:腰から外して、すぐに胸の前で保持(手放さない)。
  4. ねじれを作らない:再装着しやすいよう、ベルトの向きを整えたまま保持する。

③ 付け直す(ウエイトベルトの場合)

  1. ベルトを背中側へ当てる:いったん腰の後ろに当てて安定させる(前でバタつかせない)。
  2. 腰に回す:左右に回して、ねじれがないことを確認。
  3. バックルを確実にロック:締めたら、手で引いて“外れない”ことを確認。
  4. 余りベルトの処理:ぶら下がりがないよう整える(引っ掛け防止)。

④ 外す(インテグレーテッド・ウエイトの場合)

  1. 基本は片側ずつ:左右同時に外さない(浮力・バランスが崩れやすい)。
  2. ポケットを押さえたまま解除:リリース機構を操作して、抜けた瞬間に落とさない。
  3. 抜いたら胸の前で保持:身体から離さず、安定した位置で持つ。
  4. 必要なら反対側も同様に:必ず“片側完了→次”の順で行う。

⑤ 付け直す(インテグレーテッド・ウエイトの場合)

  1. 差し込み方向を合わせる:ガイドレール/向きを確認してから差し込む。
  2. 最後まで差し込む:途中で止めない。
  3. ロック確認:カチッと固定された感触(または視認)を確認。
  4. 反対側も同様に:片側ずつ確実に。

⑥ 仕上げ(脱着後の必須チェック)

  • BCDの浮力は十分:作業後も確実に浮いているか。
  • 固定が確実:バックル/ロックが外れない状態か。
  • 左右バランス:傾きや不安定さがないか。
  • 他装備との干渉:ホースやストラップを巻き込んでいないか。

⑦ うまくいかない時のリセット(最短で安全に戻す)

  • 波で安定しない:いったん保持して落ち着く → 位置を変える(船体から離す/ロープを使う等)
  • 落としそう:両手で胸の前保持 → バディに補助依頼 → “片側ずつ”に戻す
  • 再装着で迷う:向きとねじれを整える → 一手ずつゆっくり → ロック確認まで止まらない

よくあるミス/原因

  • BCDの給気不足:外した瞬間に沈み気味になって焦る。→ 作業前に十分に給気。
  • 外した瞬間に手放す:落下・流失・再装着不能。→ 胸の前で保持を固定。
  • 左右同時に外す(インテグ):浮力と姿勢が崩れて危険。→ 片側ずつ。
  • ロック未確認:後で抜け落ちる。→ “最後まで差し込み+ロック確認”。
  • 急いでやる:絡み・手順抜け・落下が増える。→ ゆっくり、順番どおり。

セルフ合格ライン(3点以内)

  1. 作業前にBCDを十分に給気し、落ち着いて開始できる。
  2. ウエイトを手放さずに外し、水面で流されない位置で保持できる。
  3. 再装着後に、バックル/ロックの固定確認まで確実にできる。

安全メモ

水面は“波+浮力”で難易度が上がります。核心は、浮力を確保してから外す/手放さない/片側ずつ確実に戻すの3点。
焦ったら、いったん胸の前で保持して落ち着き、手順の最初(浮力確保)に戻してください。

参考:DM候補生の練習(動画リンク)

次に読む

WS24一覧へ戻る