スキル・ワークショップ(WS)24:WS21|ブラスト法を使ったスキンダイブとスノーケリング
WS24(ダイブスキル・ワークショップ(24スキル))は、一般ダイバー/ブランクダイバーが手順を体系的に復習できるように作った「1スキル=1記事」の手順書シリーズです。
この記事では、スノーケリング中にスキンダイブ(息こらえ潜水)を行い、浮上後にブラスト法(強く息を吐いて)でスノーケルをクリアして、すぐに呼吸を再開するための「型」をまとめます。

この記事でできるようになること
スキンダイブ後にスノーケルへ入った水を、一発の強い呼気で抜き、落ち着いて呼吸を再開しながらスノーケリングを続けられるようになります。ブラスト法は「強く短く吐いて水を押し出す」考え方が基本です。
手順(読めば再現できる手順書)
0)最初に固定するルール(ここが崩れると飲む)
- 浮上してから吸わない:まずブラストで水を出してから吸う(先に吸うと水を吸い込みやすい)。
- ブラストは「強く短く1回」:ダラダラ吐くより、鋭い呼気で一気に押し出す。
- 落ち着き優先:慌てて連続で吸わない。クリア→慎重に1呼吸→安定したら通常呼吸。
- 練習は浅場・安全環境:最初は足の着く場所で反復して“型”を固定する。
① スキンダイブ前(スノーケリング状態を整える)
- 姿勢を安定:水面でリラックスして呼吸を整える(バタついた状態で潜らない)。
- 進む方向と戻る位置を決める:目印(ロープ・ブイ・水底の目標)を1つ決める。
- 最終吸気は落ち着いて1回:急いで過呼吸しない(慌てるほど雑になる)。
② スキンダイブ(潜る:息こらえ潜水)
- スノーケルを口から外す:潜る前に口から外す(潜行中に水が入りやすい)。
- 上半身を沈める:腰を折るイメージで上半身を下へ。
- フィンキックで潜行:最初の数回は大きめに、以降は安定したリズムへ。
- 無理をしない:短時間・短距離で戻る(“余裕が残る”が正解)。
③ 浮上(戻りながらの準備)
- 上方向の安全確認:他のスノーケラーや船がいないか。
- 浮上中に焦らない:水面直前で慌てて吸わない(次の④が本番)。
④ 水面でスノーケルをクリア(ブラスト法:ここがWS21の核心)
- 水面に出たら、まず落ち着く:水面で身体を安定させる。
- スノーケルを口にくわえる:マウスピースを確実に。
- ブラスト(強く短く吐く):一発の鋭い呼気でスノーケル内の水を上へ押し出す。
- 慎重に吸う:最初の吸気は小さめに。水が残っていないか確認しながら呼吸を再開する。
- 通常呼吸へ戻す:安定したら、スノーケリングを継続。
⑤ うまくいかない時のリセット(飲みそうな時の最短手順)
- 水が残った:もう一度ブラスト(強く短く)→ 小さく吸う、を繰り返す。
- むせた:顔を上げて安定 → 呼吸を整える → 再度ブラストからやり直す。
- 不安が強い:レギュがある状況ならレギュに戻す/足の着く場所へ移動して練習をやり直す。
よくあるミス/原因
- 先に吸ってしまう:水を吸い込みやすい。→ ブラストが先。
- 吐く力が弱い:水が抜けきらない。→ 「短く強く1回」。
- 連続で吸って焦る:むせてパニック化。→ クリア→小さく1呼吸→安定してから通常呼吸。
- 潜る前にスノーケルを外さない:潜行中に水が入りやすい。→ 潜る前に口から外す。
セルフ合格ライン(3点以内)
- スキンダイブ後、ブラスト法で一発クリア(または2回以内)できる。
- クリア後に慎重な1呼吸を挟み、落ち着いて通常呼吸へ戻せる。
- 一連の動作を慌てず同じ手順で再現できる。
安全メモ
ブラスト法は「水を出す呼気」が命です。吸う前に強く短く吐く。これだけで“飲む率”が激減します。