スキル・ワークショップ(WS)24:WS05|スノーケルからレギュレーター/レギュレーターからスノーケル交換
WS24(ダイブスキル・ワークショップ(24スキル))は、一般ダイバー/ブランクダイバーが手順を体系的に復習できるように作った「1スキル=1記事」の手順書シリーズです。
この記事では、水面で行うスノーケル↔レギュレーターの交換を、落ち着いて再現できる粒度でまとめます。
この記事でできるようになること
水面で顔を上げずに、スノーケル→レギュ、レギュ→スノーケルを安全に交換できるようになります。
結果として、潜降前の準備や、水面移動時の呼吸が安定しやすくなります。

手順(読めば再現できる手順書)
0)最初に固定するルール(事故を減らす前提)
- 必ず浮ける状態:作業前にBCDで確実に水面に浮ける状態を作る(焦り防止)。
- 呼吸は止めない:交換中も「吐き続ける/ゆっくり吸う」を徹底。
- 片手は“マスク+呼吸器”:不意の波でズレないよう、押さえる手を固定。
- もう片手は“外す・付ける”:動作を最小にして落下・絡みを防ぐ。
- 苦しくなったら即レギュ:迷ったらレギュに戻す(安全優先)。
① スノーケル → レギュレーター(潜降前によく使う)
- 浮力を確保:BCDに空気が入っていて、水面で落ち着ける状態を作る。
- 姿勢:顔を水面につけたまま、力を抜いて静止(キックや手のバタつきを止める)。
- 準備:レギュ(メイン2nd)が胸元で取りやすい位置にあるか確認。
- マスク+口元を押さえる:片手でマスク(必要なら口元)を軽く押さえる。
- スノーケルを外す:もう片手でスノーケルのマウスピースを外す。
- 吐きながら移行:外した瞬間にやさしく吐き続ける(吸い込み防止)。
- レギュをくわえる:メイン2ndを確実にくわえ、咥え直しまで丁寧に。
- レギュをクリア:軽く強めに吐く/パージでクリアして、すぐ1〜2呼吸して安定させる。
- スノーケルの扱い:ぶら下げない(必要なら固定/所定の位置に戻す)。
② レギュレーター → スノーケル(水面移動でよく使う)
- 浮力を確保:先にBCDで楽に浮ける状態にしておく(最重要)。
- 一度レギュで深呼吸:落ち着いて1回大きめに吸って準備する。
- レギュを外す(手で保持):レギュを外しても手で持ったままにする(落下・迷子防止)。
- レギュの向き:マウスピースを下向きにして保持(不要なフリーフローを抑えやすい)。
- スノーケルをくわえる:マウスピースを確実にくわえ、噛み位置を整える。
- スノーケルをクリア(ブラスト法):しっかり吐いて水を飛ばす。必要なら2回。
- 慎重に吸う:最初の吸気はゆっくり、水が残っていないか確認。
- レギュは手放さない:スノーケル呼吸が安定するまで、レギュは保持しておく(不意の波に対応)。
③ 「できたつもり」を防ぐチェック(短時間でOK)
- レギュに切り替えた直後:1〜2呼吸で安定して吸える/むせない。
- スノーケルに切り替えた直後:クリア後の最初の吸気がスムーズ。
- どちらも“戻れる”:不安が出たら即レギュへ戻す動作ができる。
よくあるミス/原因
- 浮力が足りず焦る:BCDの空気が少ない/水面で落ち着けない状態で始めている。
- 息が止まる:交換に意識が集中し、呼吸が止まって動作が硬くなる。
- スノーケルのクリアが弱い:最初の吸気で水を吸ってむせる。
- レギュを手放す:落下・絡み・再取得に時間がかかり、不安が増える。
- レギュの向きが悪い:水面での保持中にフリーフローしやすくなる。
セルフ合格ライン(3点以内)
- 水面で確実に浮ける状態を作ってから、交換を始められる。
- 顔を上げずに、スノーケル↔レギュを落ち着いて交換できる(息が止まらない)。
- スノーケルはブラスト法で確実にクリアでき、最初の吸気が安全にできる。
安全メモ
交換は「器用さ」よりも、浮力確保と呼吸の継続がすべてです。
不意の波でむせたら、無理にスノーケルを続けず、即レギュに戻して落ち着くのが最短で安全です。