Blue Leaf ONNASON OKINAWA

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お知らせ

【ダイブマスターへの道 #02】2025年11月30日:2日目|キックサイクル計測・コンパス直線・四角形(スキルチェック)

沖縄本島北部・ゴリラチョップ(崎本部)でDM候補生が2日目キックサイクルの計測をしている様子

ダイブマスターへの道|BlueLeaf DMトレーニング記録

このシリーズを読めば、DM講習で「何を」「どんな順番で」「なぜ」行うのかが分かります。
ブルーリーフのDMは、形だけでは終わらせません。現場で通用するプロの基準(デモ品質・安全・運営)を、積み上げの過程ごとに記録します。

おはようございます。
沖縄・恩納村ダイビングショップ「ブルーリーフ」の横田です。


今日の開催地:ゴリラチョップ(北部・穏やかなビーチポイント)

活動日:2025年11月30日(日)|2日目
場所:ゴリラチョップ 2ダイブ(本部町・崎本部)

恩納村エリアは海況が整わず、今回は北部のビーチポイント「ゴリラチョップ」で実施しました。ゴリラチョップは崎本部(本部町)のポイントとして北風に強く安定しているため、講習やスキル練習にも使われやすい環境です。


ゴリラチョップでコンパスを使い、直線ナビの手順と基準を確認している風景

今日のメニュー(スキルチェック)

今回のチェックは3つ。
実施内容:
1. キックサイクル計測
2. コンパス直線
3. コンパス四角形
いずれも「本番で使えるか」を見る前に、まずは 基礎の再現性 を確認する内容です。

1. キックサイクル計測

キックサイクル計測では、30mのメジャーを使い、10キックした時の移動距離を計測しました。
ここでのポイントは、「行き」と「帰り」で距離が合っているかどうか。水中には気づきにくい緩やかな潮の流れやうねりがあり、距離が長くなるほど往復で差が出る場合があります。

DMとして現場で使えるようにするには、

  • 10mなら何キック
  • 20mなら何キック
  • 30mなら何キック

というように、距離の根拠(基準)を作ることが大切です。水中距離推定にキックサイクル(キック数)を使う考え方自体は、一般的なナビ技術として扱われています。

また、一直線に伸びているメジャー通りに進めているかも確認しました。キックの強さは利き足の影響などで左右差が出やすく、本人が気づかないうちに進路がズレることがあります。そこで、目を閉じて進む練習も取り入れ、自分がどちらに傾いているか(癖)を把握。何度も繰り返して精度を上げました。

加えて、足の蹴り方/膝の使い方/足首の使い方など、身体の姿勢からフィンの先まで力が伝わって泳げているかを確認。
プロを目指す立場であるなら、頭の先から足の先まで意識しないといけないし、根拠ある指導もできません。今回は2ダイブのうち1ダイブを使用して、集中的にチェックしました。

ゴリラチョップの水中でDM候補生が水中コンパスナビゲーション四角形を実施している様子

2. コンパス直線

コンパス直線はOW講習で習います。ただ、OW取得からどれくらい年月が経っているかはダイバーによって違い、取得後にコンパスを使う機会が少ない方も多いのが実情です。
そのため、アドバンス講習などで四角形ナビに取り組むとき、ほとんどの方が思うようにできないケースが少なくありません。

指導者の立場としては、ただ教えるのではなく、記憶に残り、コンパスの大切さが身につく指導を考える必要があります。PADIのナビゲーション教育でも、コンパスの精度向上・距離推定・複数ターンを含むパターンなどが扱われます。

直線ナビで見たのは、

  • コンパスの位置や覗き方
  • 泳ぐ際の水底からの高さ
  • 身体の姿勢(コンパスに夢中になりすぎて泳ぎが崩れないか)

といった「基本の崩れ」です。特に経験が少ないダイバーほど、ここが如実に現れます。

3.コンパス四角形

四角形は、90°ずつ方向を計算して進むナビゲーション。直線よりも「段取り」と「再現性」が問われます。
コンパスを見ることに意識が偏ると、姿勢や浮力が崩れて泳ぎが疎かになり、結果として精度が落ちます。だからこそ、四角形は“総合力”が出ます。

また、コンパスもメーカーによってベゼル等の仕様が異なります。手首に付けるタイプ、残圧計やゲージに付いているタイプなど、取り扱いも変わるため、色々なタイプを知っておくことも大切です。
今回は、候補生が「どのレベルにいるのか」を把握し、次の伸ばし方を決めるためのチェックとして実施しました。


今日のまとめ:スキルチェックは“自分を知る日”

今日の到達点はこれです。

  • できている部分/崩れるポイントが具体化した
  • 感覚”ではなく、次回の練習テーマに落とし込めた
  • プロの基準に向けて、課題の優先順位が決まった

この整理ができた時点で、次回以降の伸びは速くなります。


次回:プールスキルも同じく「現時点のスキルチェック」

次回のプールスキルでも、同様に 現時点のスキルチェック を行います。
海と違い、プールは条件を固定できるので「基礎の精度」を一気に上げるチャンスです。

次回予告(3日目:スキルチェック)

2025年12月10日(水)|3日目
プール使用 泳力スキルチェック
場所:宜野湾マリン支援センター

水中スキル実習(スタミナ)
1. 400m水泳
2. 800mスノーケルスイム


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横田メモ(プロの視点)

今日の肝は「10キックの精度=自分を知ること」。
10キックの基準をブレない数字にするため、メジャーで「10キックの距離」を計測し、自分の物差しを作りました。
DMではこの物差しを感覚で済ませない。基準があるからこそ、直線/四角形で複数ターンをしたときのズレについて、「何が原因でズレたのか」を言語化できるようになります。
教科書には載っていない「自分のマニュアル」を持っているかが肝になります。


YouTube(完成次第追記)

YouTube動画は完成次第、この記事に追記します(現場の流れが分かる形で公開予定)。